介護業界は定着率が悪く、離職率が高い現状があります。
まずは「賃金が低いこと」。
介護職員の平均的な給与は21万1,416円だそうです。
同年度の全産業平均給与が30万4,300円との調査があるため、他の産業と比べると約10万もの差があります。
また、「休みが取れない環境」であることも大きなネックです。
女性が結婚・妊娠等のライフイベントで離職してしまう、
また人材不足が故に長時間労働をさせられてしまったり、休みが思うように取れなかったりと
酷い場合「ブラック企業」状態に耐えられずに離職することも。
更にこれらのイメージが先行してしまっているため「介護業界への希望者が減っている」こともあります。
職種のイメージを指す言葉に「(きつい、きたない、きけんを略して)3K」という言葉がありますが、
介護業界の場合は更に上記の3つに「給料が安い」を足した「4K」という言葉が当てはめられてしまっています。
もちろん、様々な施設では改善を行うべく動いているのですが、まだこのイメージを払しょくしきれていない部分も大きいでしょう。