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2025/05/01

冷蔵庫が故障で冷えない!?すぐに試せる応急処置6選とそのやり方

冷蔵庫が故障で冷えない!?すぐに試せる応急処置6選とそのやり方

冷蔵庫を開けてみたら…何だかぬるい!アイスが溶けてる!

突然冷蔵庫が冷えなくなると、とても焦ってしまいますよね。

「庫内の温度が高い」「冷凍室の氷が溶けている」など、異常に気づいたらどうすればよいのでしょうか。

実は、冷蔵庫のトラブルは簡単な応急処置で改善するケースも少なくありません。

この記事では、冷えない冷蔵庫の初期チェックポイントや、すぐにできる応急処置の流れを詳しくご紹介します。

 

冷蔵庫の故障で冷えない!?すぐ試す応急処置の方法

冷蔵庫が突然冷えなくなった場合、慌ててしまいますが、すぐにできる応急処置や確認ポイントを知っておくと安心です。

冷蔵庫は様々な原因で冷えなくなることがありますが、まずは自己診断と初歩的な対応を行うことで復旧する場合も少なくありません。

故障かなと思ったその時点で、順を追って落ち着いてチェックすることが大切です。

以下の各ポイントを丁寧に確認し、状況に応じた適切な対策を行いましょう。

 

冷えないときの初期確認ポイント

冷蔵庫が冷えないと感じた場合、まず電源コードがしっかり差し込まれているか、ブレーカーが落ちていないかをチェックしましょう。

また、庫内の温度設定が正しくなっているか、過剰な食品が詰め込まれていないかも見直してください。

加えて、扉がしっかり閉まっているか、パッキンに異物が挟まっていないかも重要なチェック項目です。

これらの初期確認によって、多くのトラブルを早期に発見できる場合があります。

 

まず押さえておきたい応急処置の流れ

まず電気系統の問題を疑い、コンセント・ブレーカー・電源プラグの状態をチェックします。

それでも異常がなければ、庫内の整理整頓を行い、通気口やファンの周辺を確認してください。

扉が正しく閉まっていない場合は物の配置やパッキンを見直しましょう。

また、設定温度も改めて確認し、必要に応じて調整します。これらの流れを踏むことで、症状の原因が絞り込めます。

 

冷蔵室・冷凍室どちらが冷えないかの確認方法

冷蔵庫全体が冷えない場合と、冷蔵室のみ・冷凍室のみ冷えない場合では、原因が異なることがあります。

まずは冷蔵室と冷凍室のどちらの温度が高くなっているかを確かめます。

庫内温度計や市販の温度計を使って実際の温度を測定するのがおすすめです。

また、冷凍食品が解けていたり、冷蔵室の飲み物が冷えていないといった具体的な状況も確認しましょう。

どちらに異常があるかの把握が、迅速な原因特定と対策につながります。

 

よくある原因別の応急処置

冷蔵庫が冷えない主な原因は日常のちょっとしたトラブルから発生します。

それぞれの状況によって応急処置の方法は異なり、正しい対策を知っておくことで無駄な時間や手間を減らせます。

まずはご自宅の冷蔵庫の状態を丁寧に確認し、各項目に沿って必要な処置を行ってみましょう。

必要な場合は、速やかにメーカーや専門業者への相談を検討しましょう。

 

コンセントや電源周りのトラブルの場合

冷蔵庫の電源がしっかり確保されているか再確認しましょう。

コンセントからプラグが抜けかけていたり、たこ足配線や延長コードの不良が原因で通電されていない場合もあります。

ブレーカーが落ちていないか、壁のコンセント自体が正常かも合わせてチェックします。

コンセントやプラグに焦げ跡がある場合は、感電や火災の危険があるため即座に使用を中止し、専門業者に相談することをおすすめします。

小さな不具合でも油断せず、安全第一で対応してください。

 

扉の閉まりが悪い場合の対策

冷蔵庫の冷えが悪い場合、扉が完全に閉まっていないことがよくある原因の1つです。

パッキン部分にゴミや包装カスなどが挟まっていないか確認し、丁寧に掃除しましょう。

また、ドアポケットや庫内の物が扉の閉鎖を妨げていないかもチェックしてください。

パッキンが劣化し柔らかさを失っている場合は、専用の交換部品に交換することも検討しましょう。

扉の密閉が保たれれば、内部の温度も早く回復します。

 

冷蔵庫内の物の詰めすぎによる冷え不足

庫内に食品を詰め込みすぎると、冷気の流れが悪くなり冷えが不十分になる場合があります。

特に、冷気の吹き出し口やファン付近に物を置くと、本来の循環経路が遮られ、全体が冷えにくくなります。

一度庫内を整理し、冷気の通り道を空けましょう。

棚や引き出しの奥までしっかり隙間を作ることで、冷気が行き渡りやすくなります。

食品の収納量は、庫内容量のおよそ70%程度が目安ですので、それを超えない範囲で保管するよう心がけてください。

 

自動霜取り機能のエラーが疑われる時

現代の冷蔵庫の多くには自動霜取り機能が搭載されていますが、これがうまく作動しないことで冷えが悪くなることがあります。

ファンが霜で動かなくなったり、センサーエラーで誤作動を起こすことも。

まずは一度電源を切り、しばらく扉を開けて自然に霜を溶かしましょう。

庫内に水滴がつく場合は乾いた布で拭き、再度電源を入れて様子を見ます。

これでも改善しない場合は修理が必要なケースも多いので、早めにメーカーや修理業者への連絡を検討しましょう。

 

環境温度による冷え不良

冷蔵庫は設置場所の温度環境によって性能が左右されます。

夏場に直射日光が当たる場所や、冬場に極端に気温が下がる部屋に置いている場合、庫内の温度調整がうまくいかないことがあります。

設置場所の温度が高すぎる場合は、直射日光を避ける・風通しを良くするなどの工夫をしましょう。

逆に、冬場に気温が低すぎるとコンプレッサーがうまく作動しないこともあるため、温度の安定した部屋に設置することが大切です。

環境温度の見直しも冷蔵庫の適切な運用に欠かせません。

 

背面・側面の放熱部分の確認

冷蔵庫の背面や側面には放熱用のコイルやフィンが配置されており、ここにホコリやごみが溜まると放熱効率が低下し、冷え性能が落ちることがあります。

定期的に背面・側面の放熱部分を掃除し、通気口をふさいでいないか確認しましょう。

放熱部分の清掃は電源を切った状態で安全に行ってください。

放熱効率が戻れば、冷却機能も改善される場合があります。

 

すぐ試せる応急処置の具体的な手順

身近で起こりがちな冷蔵庫のトラブルには、まず自分でできる応急処置を試してみることが大切です。

突然冷えなくなった場合や動作に異常を感じた場合は、落ち着いて原因を一つずつ確認しましょう。

応急処置を行うことで、問題が一時的に解決したり、修理を呼ぶ前に状況を把握できます。

 

電源リセット(再起動)の方法

冷蔵庫の調子が悪いと感じたら、最初に試してほしいのが電源リセットです。

方法は簡単で、冷蔵庫のコンセントを一度抜き、約5分ほど待ってから再度差し込むだけです。

この操作で内部の制御基板がリセットされ、一時的なトラブルが解消される場合があります。

ただし、冷蔵庫内の食材が傷む恐れがあるので、長時間コンセントを抜いたままにしないよう注意しましょう。

復旧後に再度冷却が始まるまで少し時間がかかることもあるので、慌てず様子を観察してください。

 

庫内温度設定の見直し

庫内の温度設定が正しくない場合、冷えすぎや冷えが足りない原因となりがちです。

冷蔵庫や冷凍庫それぞれの適切な温度設定を確認しましょう。

一般的には冷蔵室が3~5℃、冷凍室が-18℃前後が理想とされています。

季節や庫内の食材量によっても最適な設定は変わるため、特に夏場や多く食品を保存するときは、やや低めに設定するのもおすすめです。

また、設定温度ダイヤルやデジタルパネルに誤操作がないかも併せてチェックしましょう。

 

パッキンなどゴム部分の掃除・ケア

冷蔵庫の扉周辺のパッキンなどゴム部分に汚れが付着していると、隙間から冷気が逃げて十分に冷えなくなることがあります。

定期的にパッキン部分をやわらかい布や綿棒に中性洗剤をつけて丁寧に拭き、清潔を保ちましょう。

カビや汚れが溜まったまま放置すると、密閉性が落ちるばかりか、においの原因にもなります。

掃除の際は必ず電源を切らなくても問題ありませんが、作業を行う前に危険物や感電に注意して、安全に作業を行ってください。

 

冷蔵庫内の整理整頓方法

庫内がぎゅうぎゅう詰めでは冷気の循環が悪くなり、冷却効果が落ちてしまいます。

食材の詰め込みすぎを避け、庫内を適度に整理しましょう。

特に冷気吹出口やファンの周りには物を置かないようにして、冷気がスムーズに回るスペースを確保することがポイントです。

食材は賞味期限順や種類別で整理すると取り出しやすく、無駄な開閉回数を減らすことにも繋がります。

トレイや仕切りを活用して効率よく整理整頓を心掛けましょう。

 

庫内ファンの作動音チェック

冷蔵庫内部のファンが正常に作動しているかを音で確認することも大切です。

運転中に異音がする、または全く音がしない場合には、ファンの故障や異物の混入が考えられます。

通常は、扉を開け閉めした直後や冷却時に微かなファンの回る音がします。

不自然な異音や振動を感じたら、すぐに電源を切り、フィルターやファン部分を目視で確認しましょう。

ただし分解は行わず、異常を感じた場合は専門業者やメーカーに相談することをおすすめします。

 

やってはいけない応急処置と注意点

冷蔵庫の異常や故障に気付いた際、焦って誤った対処をしてしまうと、かえって状況が悪化してしまう場合があります。

特に精密機器や大型家電である冷蔵庫には、自己判断での分解や無理な修理は大きなリスクを伴います。

また、冷蔵庫の移動や食材管理にも注意点があり、正しい対処を心がけることが重要です。

 

無理な分解や自力での修理のリスク

家庭用冷蔵庫は専門的な知識や技術がないまま分解・修理を行うと、かえって内部部品を破損させたり、感電・火災など重大な事故に繋がる可能性があります。

また、自分で手を加えることで保証が無効になる場合も多いです。

異常を感じても自己判断で分解せず、必ずメーカーや修理専門業者に相談しましょう。

無理に修理をしようとせず、専門家の指示を仰ぐことが何よりも安全です。

 

冷蔵庫の置き場所の変更時の注意

冷蔵庫を急に移動させる場合、水平が保たれていなかったり、振動で内部の冷媒に異常が生じることがあります。

また、運転直後に移動させると冷却ガスが十分に戻らず、故障の原因になることも。

移動前には必ず電源を切り、2〜3時間待ってから移動し、新しい場所では水平を保つよう設置してください。

 

食材の保存や衛生面での注意点

冷蔵庫の調子が一時的に悪い時や、修理のため電源を切った場合、内部の食材の保存状態や衛生面に注意しましょう。

冷蔵・冷凍を必要とする物は、保冷剤やクーラーボックスを利用して一時保存するのが理想です。

中の食材がぬるくなってしまった場合は、再冷凍を避け、必要に応じて速やかに加熱調理するなど衛生管理を徹底しましょう。

傷んだ食材をそのまま戻すのは食中毒の危険があるため、判断に迷ったら廃棄することも大切です。

 

保証・修理依頼前にやるべきこと

メーカー保証や修理依頼を行う前には、購入時の保証書や取扱説明書を手元に用意し、型番や症状、いつから異常が起きているかなど必要な情報を整理してから連絡しましょう。

些細な症状であれば相談だけで解決することもありますし、保証期間内かどうかの確認も忘れずに。

自己判断で大掛かりな処置や分解を行う前に、まずは状況を詳細に記録して、安心してサポートを受けられる準備をしておくことが大切です。

 

専門業者に依頼するべきケース

冷蔵庫の不具合には自分で簡単に対処できるものもありますが、一部のトラブルでは専門業者に依頼することが安全で確実です。

自己判断で対処すると故障の悪化や、安全上のリスクが伴う場合もあるため、どのような症状や状況でプロに相談すべきかを把握しておくことが重要です。

ここからは、素人では手に負えない主な症状やメーカー保証制度の活用方法、修理・交換時に必要な情報、買い替えを考えるタイミング、廃棄時の留意点を解説します。

 

素人では対処できない主な症状

冷蔵庫の異常音や全く冷えない、電源が入らないといった症状、水漏れが床下まで及ぶ場合などは、素人による修理は危険がともないます。

また、コンプレッサーや基板の故障、配線の焼損の疑いがある場合には、誤った対応が感電やさらに大きなトラブルに繋がる恐れがあります。

これらの症状がみられた場合は速やかに専門の修理業者やメーカーサポートに連絡し、指示を仰ぎましょう。

放置や無理な修理は冷蔵庫の寿命短縮にもつながるので注意が必要です。

 

修理・交換の際に必要な情報

修理や交換依頼の際には、「製品の型番」「製造番号」「購入日」「保証書」「故障の症状や状況詳細」が必須情報となります。

型番や製造番号は冷蔵庫本体のラベルや取扱説明書、保証書に記載されています。

症状説明は「全く冷えない」「異音が継続する」「液漏れがある」など具体的に伝えることで、サポートや修理がスムーズに進行します。

また、設置場所の環境や電源状況も併せて伝えると、訪問修理時のトラブル防止にもつながります。

 

買い替えを検討すべきサイン

冷蔵庫の運転音が以前より大きい、設定温度を変えても冷えが悪い、消費電力が急激に上がった、本体からの異臭・異音、部品の劣化やサビが目立つ場合などは、買い替えを検討するサインです。

冷蔵庫の寿命は10年前後と言われており、メーカーの修理部品保有期間(約7〜10年)を過ぎている場合は修理が難しいこともあります。

これらの場合はランニングコストや性能面からも新製品への買い替えを選択肢に入れるとよいでしょう。

 

故障による廃棄時の注意事項

故障した冷蔵庫を廃棄する際は、家電リサイクル法に基づき適切な方法で処分しなければなりません。

自治体や購入店でリサイクル券を発行し、指定業者による回収手続きを踏む必要があります。

新しい冷蔵庫を購入する際、リサイクルや搬送の費用を払えば設置業者が引き取ってくれることもあります。

そのようなサービスがある場合は利用するのもよいでしょう。

 

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日常生活に欠かせない冷蔵庫が壊れて使えないとなると焦ってしまいがちですが、落ち着いて原因を探れば自力で解決できることもあります。

今困っていない方も、いざという時はぜひこの記事を思い出して対処してみてくださいね!